投資をするにあたり証券会社やら仮想通貨の取引所やら、
色んな所で口座開設しました。
でも、これって自分が死んだら家族に伝わらないかもしれないですよね
証券会社など、国内の分ならまだ特定口座などを使用しているので判明するかもですが、
海外の仮想通貨の取引所なんてメアド登録くらいで開設できちゃうので、
存在の有無すら家族にはわからないかもしれません
自分が死んだときのために、
自分が持っている金融資産を家族に伝えておくほうが良いかもしれません
自分が死ななかったとしても、高次脳機能障害になったり、認知症になったり、
いつ、自分の意思を表すことが出来なくなるかわかりません
なので、エンディングノートを活用しましょう
もしもの時に役立つノートというだけあって、色々細かいことが書けるようになっています
・はじめに
・自分のこと
・資産
・気になること
・家族、親族
・友人、知人
・医療、介護
・葬儀、お墓
・相続、遺言
・その他
順番に内容を説明していきたいと思います
はじめに
導入の漫画になります。事例を通じてノートの必要性を説いています
自分のこと
まぁよくある個人情報ですよね。
でも、このノートには住所とか勤務先って大して必要ではないんですよね
メモという欄に、自分の生育歴(エピソード)を書いておくとよいと思います
職業柄、他人に過去の話をしてもらうことがあるのですが、
過去のことがわからないことが多いのです
妻がいても付き合う前のことはあまり知らなかったり、
親が健在だったとしても、一緒に暮らさないとわからないことが増えてきます
ちょっとしたエピソードが現場では役に立ったりするので、推奨です
「資産」
預貯金のページでは、金融機関・支店名・口座番号・WEB用IDなどを
記入できるようになっています
本にも書いてありますが、悪用の恐れがあるため、
暗証番号は記入しないようにしておくとよいかもしれません
口座自動引き落としについても一覧でまとめることができるようになっています
有価証券・その他金融資産についてのページもあります
証券口座も預貯金と同様に記入できるようになっています
しっかりと記入しておきましょう
特に仮想通貨取引所やウォレットについての情報は必ず残しておくべきだと思います。
GOXするのと同じですからね
さらに、不動産や、貸しているお金、借入金、キャッシング、保証債務など、
家族があまり知りえないような情報を書くページもあります
鉛筆やフリクションなら更新できるので、しっかりと書いておきましょう
クレジットカードや電子マネーについても書く欄があります
電子マネーは何を持っているかを残してくとよいでしょう
それがカードなのか、アプリなのかも残しておくと便利かもですね
最後に、保険・年金のページで終わりです
保険に関しては、保険の窓口などで契約するとひとつにまとめてくれているので、
まとめていない場合は記入しておくとよいかもですね
年金は、財形・iDeCoなど私的年金についての記入をしておけばよいと思います
気になること
WEBサイトのIDのページでは、
Yahoo!やAmazon、楽天などよく使うサイトのIDを記入しておきましょう
IDと登録しているメールアドレスがあれば、たいていの場合、パスワードは再発行できます
ペットについてのページもあり、かかりつけの動物病院・加入している保険
もしもの時の希望を書く欄もあります
ペットをどうしたいのか、どこに埋葬してほしいのか、希望があったら書いておきましょう
家族・親族
家族一覧、親族一覧のページがあります
親族の欄にはもしもの時(入院時・死亡時)の連絡をどうするかをチェックできるようになっています
親族表(家系図)が本人から3親等、配偶者から2親等まで記入できるようになっています
ちょっと楽しいのでぜひ書いてください
最後に、命日・親族メモ・冠婚葬祭メモがあります
友人・知人
家族一覧のように、友人・知人を一覧にまとめるページです
名前や呼び名、間柄などあります。家族が知らない友達もいるでしょうし、
入院・死亡時に連絡してほしいのか、しなくてもいいのか、きちんと家族に残しておくといいでしょう
その他の連絡先一覧もあるので、習い事をしていたりする人は記入しておくとよいですね
医療・介護
健康管理についてはアレルギーの有無や既往歴
告知・延命についての記入欄があります
特に、告知や延命処置などは、自分以外の誰かが意思決定をしなければいけません
誰に意思決定してもらうのか?
告知についてはどうしてほしいのか?
回復の見込みがない場合の延命処置はどうしてほしいのか?
臓器提供や献体はどうするのか?
どうしたいのかチェックをつけれるようになっているので、
必ず事前にチェックをつけると同時に、
家族と簡単にでも話し合いをして自分の意思を伝えておきましょう
既婚者の場合、両親と配偶者で意見がわかれることもあります。
立つ鳥、後を濁さないようにしたいものです。
介護についても同様に自分の意思を残しておきましょう
介護をお願いしたい人や、場所の希望
介護してくれる人に伝えたいこと
介護のための費用はどうするのか
財産の管理をお願いしたい人について(後見人など)
自分は職業柄、介護がどんなに大変か、家族の負担について知っているので、
無理せずさっさと施設を探すようにお願いをしています
葬儀・お墓
葬儀の実施の有無、葬儀の流れについて(家族葬、告別式など)
棺にいれて欲しいもの、遺影について
人生の最後のことなので、棺に入れたいものや遺影は事前に用意できているといいですね
またお墓について、考えがあればチェックしておきましょう
先祖の墓に入れてほしい、散骨してほしいなど
特に散骨はもめたりすることも多いようなので、事前に意思を伝えておきましょう
相続・遺言
遺言書の作成の有無、遺産分割についてなど記入ができます
遺産分割については記入していても法的な効果は発生しないので、
遺産分割については遺言書を作成しておくようにしましょう
相続についての基礎知識としてカンタンにまとめられています
読んでおきましょう
最後に…
今回、最初の目的は資産についてまとめることだったのですが、
このノートを書きながら嫁と将来についての話をすることができました。
ノートに残すことも大事ですが、家族と今後のことについて話すいいきっかけになりました。
今回は自分用として購入しましたが、嫁や両親にも、すぐにこのノートを贈りたいと思っています
ネガティブなことなので、なかなか書いてもらいにくいですが、
だからこそ居なくなった後にどうしたいのか?どうして欲しいのか?
きちんと話し合っておく必要があると思います
人は必ず死ぬし、いつ死ぬかもわからないので…